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フィラデルフィア美術館展 [07展覧会感想]

上野の東京都美術館で開催されている『フィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術~』を観に行きました。この展覧会は、写実主義から印象主義への変化、20世紀美術の展開、そしてアメリカ大衆文化の中で独自の発展を遂げたモダン・アートまでの近代西洋美術の流れを、美術史上で重要な47作家による珠玉の名作77点で紹介するものだそうです。

~展示構成~
1.写実主義と近代市民生活-1855-1890年 2.印象派とポスト印象派-光から造形へ 3.キュビスムとエコール・ド・パリ-20世紀美術の展開 4.シュルレアリスムと夢-不可視の風景 5.アメリカ美術-大衆と個のイメージ

ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《テルニの山羊飼い》最初の展示はジャン=バティスト=カミーユ・コロー《泉のそばのジプシー娘》《テルニの山羊飼い》の対照的な2点。《泉のそばの~》はとても綺麗な人物画。背景には風景画の幻想的な感じがそのまま出ている。エドゥアール・マネ《キアサージ号とアラバマ号の海戦》派手さは無いがなかなかインパクトがある。《テルニの~》は幻想的だけど迫力がある。なんかヘンな感想だな。。。(・_・;)沸き立つようなオレンジと逆光のコントラストがポイントかな。図録の解説によると「色彩効果の巨匠であるコローは、山峡の深さと影を表現するために限られた濁色をつかい、それと対照的に日の出の光を黄色やオレンジの絵具を用いて表現した。」とのこと。
エドゥアール・マネ《キアサージ号とアラバマ号の海戦》は迫力があって格好いい!巧みな色使いで海のうねりがとても見応えがある。戦いの重苦しい感じが、空・煙・海の色合いから伝わってくる。マネの描いた海を見るのは初めてかも!!(^_^)/

カミーユ・ピサロは3点。《夏景色、エラニー》は大好きなエラニーシリーズ。ちょっとボヤボヤとしていて物足りなさを感じるが、離れると雲の感じがいい!!《ラクロワ島、ルーアン(霧の印象)》はひたすら点描って感じ。ぼけぼけな感じでなんだこれっって思ったけど、霧の印象というサブタイトルを観て納得。というか、すげー、幻想的で綺麗じゃん!!キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャータイトルってやっぱり大事だな~ヾ( ̄ー ̄)ゞ《午後の陽光、ポン・ヌフ》は色彩豊かで綺麗な作品。水面は点描。ピサロの描く空は透通ってはいないが綺麗で見応えがある。タイプの違う3点というのもなかなか面白い展示構成かも♪
エドガー・ドガ《室内》エドガー・ドガ《室内》はとても意味深な感じ。二人の間の微妙な空気が伝わってくる。とてもひんやりとした室内に思えた。「・・・この時期に彼がノートに書いた注釈にはヒントがある。『ランプやろうそくなど、夜の効果に取り組むこと。魅力的なのは、かならずしも光の源ではなく、その効果を示すことなのだ。』ランプと暖炉から柔らかに放たれる光は、情景の親密さを作り上げながら、顔が影となっている不和な二人を分け隔ててもいる。」とのこと。いっぱい描き込んでいるのに、以外にも薄塗り。

モネ、ルノワールは見応えあり!!

クロード・モネ《マヌポルト、エトルタ》クロード・モネ《アンティーブの朝》クロード・モネ《マヌポルト、エトルタ》はとても綺麗。険しい断崖とは対照的な穏やかな水面。エメラルドグリーンがいいね~白色のアクセントが効いている。《アンティーブの朝》も明るい色彩で見応えがある。《ル・アーブルの港》は賑やかなような穏やかなような不思議な感じがした。この作品は「水の動きや船、人が明るい午後の日差しの中に描かれている。モネは特定の瞬間を捉えることに野心的だった。ロサンジェルス・カウンティー美術館にある関連する作品は港の同じ景色を描いているが、雨の日でちらちらする水溜りが波止場に点在する。」とのこと。クロード・モネ《睡蓮、日本の橋》その作品もみたい!!つーか、分厚い図録なんだし、参考図版入れてくれたっていいのに・・・(^_^;)《ポプラ並木》はモネ展(国立新美術館)で鑑賞したもの。モネ展のほうが見栄えは良かったかな。。。《睡蓮、日本の橋》は今回とても楽しみにしていたもの。抽象画のようにどろどろというかとろけた感じの晩年の作品。重要なのは輪郭線や対象物ではなく、光。まさに光を表現した(描いた)という感じ♪厚塗りの絵具がとても力強く、生命力を感じさせる。モネの作品5点は年代順にだんだん色が濃くなり派手に色合いに、そして厚塗りになっている。モネの作品を距離を置いて楽しもうとしたら、後ろにはロダンの彫刻が・・・ちょっと邪魔なんですけど。(ロダンごめん!!)

ピエール=オーギュスト・ルノワール《ルグラン嬢の肖像》ピエール=オーギュスト・ルノワールは4点。展覧会の目玉は日本初公開となる最高傑作《大きな浴女》。確かに肌の質感は綺麗だけどあまり好きではない。裸婦はじっくりと鑑賞するのはちょっと恥ずかしいしね!(*^o^*) テレテレ《ルグラン嬢の肖像》は可愛いですね~ヘ(^∇^ヘ)ヘ(^∇^ヘ) ウヒョヒョ透通るような肌と白い服、黒いエプロン。そして、アクセントとなる青いスカーフ!!スカーフの青がとても綺麗でした~(^_^)/ルノワールの描く瞳はとても魅力的ですね!(@_@)ポール・セザンヌ《ジヴェルニーの冬景色》
ポール・セザンヌ《ジヴェルニーの冬景色》は水彩のような油彩。塗り残しがいっぱいですが、これがいい味を出しています。構図といい、色合いといい、セザンヌっぽいと言えばセザンヌっぽいし、セザンヌっぽくないと言えばセザンヌっぽくないかな???でも、色の置き方は確実にセザンヌ!!「この作品にはセザンヌの絵の組み立て方が顕著に表れている。灰色の絵具の細かいタッチを重ねて、彼は木と果樹園の壁と近隣の建物の屋根の輪郭を描いている。淡い色の斑点は地面と家々に薄く塗られ、あたりにはカンヴァスの地が残る。セザンヌは明るい色の下地塗りでカンヴァスに輝かしさをもたせ、徐々に暗い色を重ねていくことを意識した。その未完成な状態でさえ、作品は有機的な魅力を発揮している。」とのこと。どうやら私は塗り残しいっぱいの作品にとても惹かれるようです♪(^_^)

ん~、やっぱりキュビスムは難しい・・・(^_^;)

パブロ・ピカソ《ヴァイオリンを持つ男》はまさにキュビスムって感じの作品。部分的には認識可能なものもありますが、描かれているもの全てを個別に認識するのは無理!!(笑)でも、全体として彫刻のような立体感や存在感は伝わってきました。そこそこ作品も大きいですし。《三人の音楽師》は後期キュビスムの集大成だそうだ。ピカソの作品としては珍しく!?可愛い♪しかもでかいし。もうね~作品を見た瞬間に笑っちゃいました!(^_^)三人の顔がメチャメチャいいです!!キュビスムだけどバラバラではなく、しっかりと識別できます。カラフルだけどまとまりのある色の組み合わせもいいですね~(^_^)/しかし、解説には「この妙な三人組は、当時没した詩人ギョーム・アポリネールを記念して描かれたと解釈されてきた。すなわちピエロに扮したアポリネールと、修道士に扮した詩人マックス・ジャンコブと、初期の作品で自分自身を投影したヴァイオリンを持つ悲しいアルルカンのピカソ自身である。」とのこと。アンティークのブリキのおもちゃを連想してしまったが・・・(・_・;)
アルベール・グレーズ《バルコニーの男(モリノー博士の肖像)》はどでかいキュビスムの作品。アルベール・グレーズというと国立西洋美術館の常設展示室で観た《収穫物の脱穀》という作品の印象がとても強い。やはり、でかいキュビスム作品で、初見で度肝を抜かれましたー!!あの作品はかなりゴチャゴチャした感じですが、今回の作品は、一応、肖像画ということで、それなりにすっきり感がある。なんとか識別可能ですし。(^_^;)

大本命!! これさえ観れればあとの作品はどうでも・・・

ドレス今回とても楽しみにしていたのが、チラシにもあるアンリ・マティス《青いドレスの女》です。04年に国立西洋美術館で開催された大規模な回顧展ですら貸し出してもらえなかったもの。「・・・同年(※1937年)の作品の中ではこの《青いドレスの女》が最高の出来栄えだと語っているが、実際、赤、黄、青、黒、白の5色で描ききったシンプルな構図は見事としかいいようがない。しかし完成に到るまでの3ヵ月間は試行錯誤の連続だったようである。」とのこと。シンプルな構図はもちろん色の組み合わせが素晴らしい。その素晴らしさを際立たせているのが。この線は描いたものではなく引っ掻いたものです。子供の頃にクレヨンで塗った上から固いもので引っ掻いて下地を線に見立てて遊んでいたあれです。掻き落とし(grattage)というそうで、「1908年以降、マティスはまた画面の表面を絵筆の柄で引掻くような行為もしばしば行っている。・・・こうした掻き落としの線は、1910年代から20年代にかけて見られた後、とくに30年代以降は制作プロセスの変化とともにその性格を変える。主に30年代以降、掻き落としの線は、この時期の特徴である平面塗りの均質な色面の上に施され、地塗りの白などを露出させて彩色の平面性を強調するひじょうに装飾的な文様として、あるいはネガティヴな輪郭線としても用いられる・・・こうした手法は1910年代の油彩における掻き落としの線とは対照的に、平塗りの色面を際立たせ、むしろ明確な効果をもたらす画面表面の最終的な処理として、行為の1回性を特徴としている。(04 マティス展 図録より)」とのこと。この線はいいですよ~細部までじっくりと堪能してきました~♪O(≧∇≦)O イエイ!!オープニングセレモニーでは今展のイメージキャラクターを務める檀れいさんが現代風にアレンジしたこのドレスを着用したそうで、会場入り口付近にそのドレスが展示されていました。ちなみに図録の表紙もこの作品です。表紙につられて買った!?(^_^;)

ワシリー・カンディンスキー《円の中の円》はカンディンスキーが初めて円の主題を前面に持ってきた作品だそうで、黒くて太い輪郭の円の中に、26個の円が所々重なり合いながら描かれているとのこと。へぇ~って感じです(笑)会場で数えた人はいるのかなぁ。(※私は数えていません)「・・・円とは、すべての形の基本であり、象徴的・宇宙的な意味をもっていた。・・・『円とは、相反する様々な形がバランスよく一つに結合したものだ。』」とのこと。ここの展示室は壁の色が赤でしたが、赤の圧迫感に負けているようで萎縮しているように感じました。個人的にはこの作品の周りだけ青にして良かったなぁ。。。ジョアン・ミロ《月に吠える犬》はヘンテコな犬だけど可愛い。パウル・クレー《魚の魔術》もおさかなニャ~ンって感じで可愛かったです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ

ワンフロアまるまるアメリカ~ンってのはチョット厳しいかも・・・

ダニエル・ガーバー《室内、朝の光》は室内に差し込む光、それがもたらすコントラストは印象派のようで見応えがありました。解説によると、やはり印象派の影響を受けていたようですね。描かれているのは長女だそうですが、メインは光。朝の光が差し込む様子の描写。この作品けっこう好きです♪
ジョージア・オキーフ《ピンクの地の上の2本のカラ・リリー》はうっとりするような綺麗な作品。薄い緑のグラデーションが白色や黄色を引き立てている。滑らかでしっとりした感じが伝わってくる、この展覧会の目玉の一つ。このアメリカコーナーは良く言えばワイルドで豪快、悪く言えばがさつで大雑把なものばかり。そのため、この作品の持つ繊細さが際立っていました♪
ドロテア・タニング《誕生日》は、おっ、綺麗なお姉さんと思ったら、よくよく観てみるとなんか凄いことになってる・・・Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!ざっくり作品を観た後で画家や作品名をチェックすると・・・ド、ドロテア・タニング・・・w(°o°)w おおっ!!3月に鑑賞したシュルレアリスム展(埼玉県立近代美術館)で神がかったピアノ演奏の作品のあの画家じゃないですかーーー!!!アメリカの人だったんだ・・・ところで、この作品の扉、どこまで続いてるんだ???《誕生日》というタイトルは後に夫となるマックス・エルンストがつけたものだそうです。

この会場としては珍しく!?ゆったり展示。特に毎回大混雑を引き起こす最初の展示室は作品数も少なめですっきりとした感じがしました。開催3日目ということもあり、混雑というほどの人ではなく、自分のペースでのんびりゆったりと鑑賞できました♪モネやルノワールは質の高い素晴らしいものが揃っていて、展示場所や展示構成の影響もありここが一番混雑していたように思います。ここは次に行く時は大混雑必至かな。。。(^_^;)印象派の作品は期待通り充実していましたが、やはり今回はマティスが一番良かったかな~O(≧∇≦)O イエイ!!ジョージア・オキーフの妖しい魅力の余韻に浸りながら会場を後にするのも悪くないかも。各展示室に目玉となる作品が配置され上手くまとまった感じがしましたが、ちょっと作品数が少なくて物足りなさを感じました。この会場でじっくりと鑑賞するにはこれくらいの作品数の方がいいのかな。えっ、混雑してきたらこれでも厳しい!?(・_・;)ちなみに、グッズショップには印象派若き日のモネと巨匠たちDVD-BOX が並んでいました♪(^_^)/ 

  • 図録:2500円
  • 音声ガイド:500円

東京都美術館(http://www.tobikan.jp/

公式サイト(http://www.phila2007.jp/)※作品リスト&図録の通販あり

 

チラシです。(参考までに)

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ゴッホ《ひまわり》 [アート]

え~~~~~~~~~~~

またゴッホっすかーーーーーーっ!!!

シャープのTVCM「世界の名画」シリーズ第7弾。AQUOS(「ゴッホ ひまわり1」篇)

しかも、『1』ってあるじゃん。。。(  ・ _ ・  ) ジー

~CMの解説~
“アクオス”の名画シリーズ第7弾は、ゴッホの「ひまわり」が登場。
今回は、この名作の故郷アルルのひまわり畑を訪ね、ゴッホが愛した「光」あふれる世界を、フルスペックハイビジョンの映像で伝えます。また、“名画のように壁掛けに。”のコピーと共に、“アクオス”の壁掛けスタイルを訴求します。

~新聞広告~
ゴッホの「黄色」が、燃え尽きるまでの旅。
幼稚園や小学校低学年のこどもたちが、クレヨンで「太陽」を「赤く」描いた絵をよく見かけます。しかし、これは世界的な常識からみれば異例のことのようです。日本のこどもたちは、おそらく「日の丸」からの連想で「赤」を選ぶのでしょう。世界各国で「太陽」を表わす色は「黄色」が最も一般的です。
「黄色」は、色相の中でもいちばん「明るく」感じるために「光」の色として捉えられてきました。そのため「太陽」や「灯」などを表わす色でもあります。ゴッホが好んだのは、まさしくこの「光」の色としての「黄色」だったでしょうか。太陽の花「ひまわり」はもちろんのこと、「月」や「ガス灯」「麦畑」などのモチーフに多用しています。けれど、ゴッホの「黄色」への執着はそれに留まりませんでした。
独学で絵を描きつづけていたゴッホは、友人ゴーギャンらとの共同生活を望み、南フランスのアルルに準備した家の壁を「黄色」に塗って「黄色い家」と呼びました。「ひまわり」の傑作群のうちの多くは、この家に飾り友人を迎えるためのものだったのです。しかし、ゴッホの見た夢はあまりに短く、悲劇的な「耳切り事件」の直後にあえなく消え去りました。
ゴッホがみずから命を絶つのは、それから2年後のこと。(生涯にわたり理解者、援護者であった弟のテオも、翌年亡くなっています。)ゴッホが「ひまわり」の絵に塗りこめた「黄色」は、あるいは、いちばん幸福であった時間の「希望」の色であったかもしれません。
今回のアクオスのCMは、名作の故郷アルルの「ひまわり」畑を訪ねました。ゴッホの愛した「光」あふれる世界を、フルスペックハイビジョンの映像でお楽しみください。また、今回は、シャープの液晶技術が実現した「大画面でもわずか約8.1cmの薄さ」をお伝えし、文字通りの「壁掛け」テレビをおすすめしています。「黄色い家」は残念ながら戦火により焼失していますが、ゴッホがこの家に託した「夢」や「希望」を偲びつつ、壁掛けにしたアクオスに、「ひまわり」のハイビジョン映像を映し出しています。
名画のように、壁掛けに。液晶アクオス。
美しい日本の液晶。AQUOS

SHARP(http://www.sharp.co.jp/index.html
※広告ライブラリーでCMを見ることができます。

 

CMのひまわりがこれ。


フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》(ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)

 

こちらは、先日のベルト・モリゾ展の際に鑑賞したもの。
昨年のウィーン美術アカデミー名品展以来、約一年ぶりのご対面。
この作品は1888年8月に描かれたロンドンの作品をもとに12月に描かれたものだそうです。


フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》(損保ジャパン東郷青児美術館蔵)

「最近行われた科学的調査は、支持体に使われているジュート地がゴーギャンの《アリスカンの並木路、アルル》のそれと同一であることや、下地の成分の特徴を明らかにし、これまで定説のなかった本作品の制作時期を1888年12月頃とした。つまり本作品は、8月に制作された4作目の《ひまわり》を、トレースした上で制作した5作目となるのである。両者を比較すると、4作目よりも明度の高い黄色を花の部分に使うなどして、背景とひまわりとの色彩のコントラストを最小限に抑えようとしたことがわかる。(05ゴッホ展図録より)」とのこと。

そのゴーギャンの作品がこちら。


ポール・ゴーギャン《アリスカンの並木路、アルル》(損保ジャパン東郷青児美術館蔵)

幸か不幸か、それとも運命か。

ゴッホとゴーギャン、

現在、二人のその作品は新宿にある。。。

 

『ひまわり1』ということは、『ひまわり2』もあるということでしょうか???

気象衛星じゃないんだから・・・

ま、まさか、ひまわりの連作CM!?・・・ ジロー (;¬_¬)

 

それにしても、

なんでこの時期にこのタイミングでひまわりなんだ???

まぁ、うちも遅蒔きのひまわりが咲いてるけど・・・

 

次にゴッホでCMを作るときは、こちらの作品をお願いしたいですね~

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ヴェネツィア絵画のきらめき展 [07展覧会感想]

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「ヴェネツィア絵画のきらめき」展を鑑賞しました。この展覧会は、神話や宗教画だけでなく、幻想的な風景画、祝祭に彩られたヴェネツィアの市民生活を描く風俗画など幅広いテーマの作品により、水の都とその精華ともいうべき絵画芸術の魅力を、ヴェネツィア絵画が隆盛を極めた15世紀から18世紀に焦点を当て、ティツィアーノやティントレット、ヴェロネーゼらの巨匠たちを輩出したルネサンスから、カナレット、ティエポロ、ロンギなどが活躍した18世紀までの黄金期を、イタリアの個人コレクションや国公立美術館所蔵の作品を中心に、40作家による71点で紹介するものだそうです。

~展示構成~ 1.宗教・神話・寓意 2.統領(ドージェ)のヴェネツィア 3.都市の相貌

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おのぼりさん♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ [おでかけ]

正面入り口の看板は、アンリ・マティス《青いドレスの女》 

オープニングセレモニーで檀れいさんが着ていたドレス 

檀れいさんはいませんでした・・・

※オープニングセレモニーの模様はTakさん(弐代目・青い日記帳)が記事にされています。
「レセプション:フィラデルフィア美術館展」

 

帰宅後ニュースを見ていると、

黒川紀章さんが心不全で亡くなられたとのこと。

ビックリした・・・・・(・_・)

ご冥福をお祈りします。

★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜

3冊は新記録・・・ 激重

合計で厚さ5.2cm。 

重さは・・・   量りたくありません。。。。。(;^_^ A フキフキ

 

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アボカド栽培3年目突入!! [アボカド栽培記録]

またまたご報告が遅くなりましたが、

9月の中旬にアボカド1号(仮)が2歳になりました♪

ついに3年目突入です!!

O(≧∇≦)O イエイ!!

1歳のときの記事はこちら。

 葉っぱも増えました♪
でも、10ヶ月ほどで落ちでしまうそうです・・・ はかないねぇ。。。

たまには変った撮り方を。

下から見上げるようなイメージで・・・・・ ※覗きではありません!(≧▽≦)b

 

135cmを超えました~!!

※ミニ三脚を使用した為ずれているように見えますが、 正確に測定しています♪

でかすぎっ!(鉢を含めると150cm以上!!)

ははは・・・ 切らなくては・・・

春になったら50cm(場合によっては100cm)あたりでバッサリと切る予定です。

そのかわり植替えは無し。

上手くいけば、

脇芽がいくつか出てきて綺麗に広がるでしょう。

幹も太くなってくれるでしょう。

 

360日/年ぐらいは室内に置いてあるので、

さすがに切らないと厳しいものがあります。

まぁ、枯れたら枯れたで・・・(^_^;)

 

今切っちゃうと、ただの棒・・・

観葉植物としては。。。( ̄▽ ̄;) ヌオー

冬~春には葉が落ちてしまうので、
葉が落ちてスカスカになってから切ればいいかな~なんて考えています。


★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜

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ベルト・モリゾ展 [07展覧会感想]

図録新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている「-美しき女性印象派画家-ベルト・モリゾ展」を観に行きました。この展覧会は日本国内では初めて開催される本格的なベルト・モリゾの回顧展だそうで、個人蔵の作品を中心に約60点が展示されるものだそうです。
『今から100年以上前の1874年春、保守的な伝統に縛られていたサロン(官展)に対抗するようにして、身の回りの風景や出来事をすばやいタッチで明るく描いたルノワールや、モネ、ドガなどが、自分たちの手で作品を自由に展示することが出来る展覧会、後に、「印象派展」と呼ばれることになる記念すべき展覧会を開催しました。この第1回目の展覧会に紅一点参加していたのがベルト・モリゾ(1841~95年)です。モリゾは女性ならではの視点で作品を描きましたが、特に娘ジュリーへ優しいまなざしを向けながら描いた作品には、母としての愛情が満ちあふれ、見るものの心を穏やかにしてくれることでしょう。本邦初の本格的なモリゾの回顧展となるこの展覧会では、個人蔵の作品を中心に約60点の作品を展示します。女性として画家として生きたベルト・モリゾの作品を心ゆくまでお楽しみください。』(チラシより)


~展示構成~
ほぼ年代順♪

まずはベルト・モリゾの姉、エドマの貴重な作品から。

エドマ・モリゾ《描くベルト・モリゾの肖像》最初の展示室の作品は、エドマ・モリゾ《描くベルト・モリゾの肖像》。ベルト・モリゾの姉、エドマが描いたベルト・モリゾの肖像画。エドマの作品を実際に鑑賞するのは初めて。第一印象は、うまい!格好いい!!カンヴァスに向かう姿勢が見事に表現されています。師であるカミーユ・コローはエドマの才能を高く評価し、アトリエにエドマの《海の裂け目》という絵を保管していたそうです。エドマ・モリゾが画家としての道を進んでいたら印象派の画家たちに多大なる影響を及ぼしたのかもしれません。女性が画家として生きることの困難なこの時代、このようにして葬られていった才能がたくさんあったと考えると胸が痛みます。この作品、額縁が地味シンプルすぎ。シンプルだからこそ、肖像に視線が集中するのかもしれませんが、素晴らしい作品なんだしもっと立派な額に入れて飾ってあげたい。2月にオルセー美術館展で鑑賞したベルト・モリゾ《ゆりかご》[1872]のモデルはこのエドマ。
この展示室は主に資料展示。(今展の図録もなかなか分厚いですが、)ガラスケースに入れて展示されていたベルト・モリゾ展の分厚い図録、私も欲しいです!!表紙は《窓辺の若い女性》(ファーブル美術館蔵)だったかな。。。

初期の貴重な作品はヴェロネーゼの模写

《磔刑(ヴェロネーゼに基づく模写)》では、メインのベルト・モリゾ。まずは、《磔刑(ヴェロネーゼに基づく模写)》[1858]17歳(※1841年1月生まれ)の時の作品ということでしょうか。初期の作品はこの作品と1861年初め(20歳になったばかりの時)に描いた《シモン家の食事》[1861](マルモッタン・モネ美術館蔵)の2点の模写しかないそうです。《シモン家の食事》は04年のマルモッタン美術館展で展示されていました♪図録の解説によると、「モリゾは、古典の精神の擁護者たちが当時崇拝していたラファエロにもミケランジェロにも関心を抱かず、ヴェネツィア派の色彩と表現力の自由さの方を好んだ」そうです。また、このヴェロネーゼの絵は高いところに展示されていたそうで、「・・・高く展示された絵の遠近感が強調され歪む結果起こる視覚的効果を修正しながら、絵が普通の高さにあるかのようにうまく表現して、作品を復元する能力を証明している。」とのこと。Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!17歳でこれだけのことができちゃうんですか・・・はぁ。。。ちなみにジュリーもドガの厳しい指導のもとにルーヴル美術館所蔵のヴェロネーゼの模写を行っているとのこと。
※このあと、渋谷で開催されている『ヴェネツィア絵画のきらめき』展を鑑賞しました♪(^_^)/

フランソワ・ブーシェのきらびやかな絵が好きで、
白を使って絵に光を満ちわたらせる方法をブーシェの作品から学ぶ

最晩年までぶれることなく徹底され、モリゾの画風を確立させている

《淡いグレーの服を着た若い女性》《服を着る女性 または ストッキングをはく若い女性》《淡いグレーの服を着た若い女性》[1879]は早い筆致とグレーの使い方が巧みで水彩のよう。服のシワや光の描写が素晴らしい。塗り残しいっぱいの背景の処理が計算し尽くされているかのようで見応えがあります。この塗り残しにより透明感がでているのかな。また、奥行きや開放感も感じられる。女性の柔らかい表情も魅力的♪《服を着る女性 または ストッキングをはく若い女性》[1880]は光の描写が見事。右奥の窓から差し込む光とそれよってもたらされる室内の陰影が見応えあります。もちろん、いずれの作品も白色がポイントですが、それを効果的に見せる為の色使いが本当に素晴らしい!

「そう、わたしもみんなと同じように、赤ちゃんが男の子だったらと思うわ。第一に顔立ちが顔立ちですもの。それに男の子だったら著名な家名を継いでくれるし・・・・・・それになんといってもみんな男の子が好きですからね・・・・・・あなたの赤ちゃんは天使のよう。でもわたしの赤ちゃんは石畳みたいな顔をしていて醜いわ・・・・・・あわれなジュリーの自慢は大きな頬っぺときれいな肌の色だけ。
・・・ジュリーとローズの似ているところは大きなお腹だけ・・・・・・わたしの娘は骨の髄までマネ家の血筋です。わたしに似たところは皆無です。-姉イヴ宛のユーモアあふれる手紙 (印象派の人びと ジュリー・マネの日記 より)」

《庭のウジェーヌ・マネと娘》《庭のウジェーヌ・マネと娘》[1883]は今回とても楽しみにしていたもののひとつ。穏やかで優しい作品。左の塗り残しが透明感と奥行きを出しているように感じます。この緑は必見!!色の置き方や組み合わせ方、タッチ、繊細だけど大胆で見応えがあります。《寓話 または 乳母と赤ちゃん》全体が円を描いているようで、視点が中心の二人へと自然に導かれていく。ジュリーちゃんの後姿が可愛い♪今回のお気に入りのひとつ。 《寓話 または 乳母と赤ちゃん》[1881または1883]は何気ない日常を描いたものですが、とても穏やかで癒される。青と白が鮮やかで綺麗でした。ジュリーちゃんもパジーさんも可愛い♪キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー乳母のパジーさんはお気に入りのモデルだったそうでモリゾの作品に度々登場します。日向と日陰の色の変化も素晴らしいですね。早いタッチで描かれていますが荒っぽさは全く無く、とても繊細で優雅。こちらもお気に入り作品のひとつ、ポストカードを買っちゃいました~(^_^)/

あひるんるん♪あひるんるん♪僕た~ち~は~

モリゾが描いているのは・・・
   ・・・白鳥です ・・・鴨です ・・・ガチョウです ・・・・・・他社のCMです

でも、この唄が頭の中でくるくると回っていました・・・(/ー\*) イヤン♪

《ブーローニュの森の湖にて》《湖にて》《ブーローニュの森の湖にて》[1884]はまさに瞬間を描いたかのような作品。モネ《舟遊び》[1887](国立西洋美術館蔵)、《ばら色のボート》[1890](ポーラ美術館蔵)を連想させる。「・・・構図、色彩、トーンのバランスがとりわけ成功した作品である。それゆえに、友人ドガの描く数多くの踊り子のシーンのように、作者は二人の人物の顔のディテールには関心を持たないのだ。その意味でこの作品は、印象派に敵対するライヴァルにとっては未完に見えるかもしれないが、ベルト・モリゾにとっては完成品であった。・・・この絵は連なる3つの層から成る。小船と湖と対岸。色から判断して、ジュリーは前景、ミリーは後景にいる。水面には対岸の木々が濃く映っているのが見える。木そのものは見えないが、推測される。ここでもまた空が無く、水平線が無い。このような側面は後にモネが睡蓮の作品で到達するまで、水のある風景のシリーズにおいて無限に変化し、発展し、拡大されることになる。このような構図をもって、ベルト・モリゾは控えめながら革新をもたらしている。岸から現場を捉え、張り出して見た視点で、このシーンに写真的とも言えるフレーミングを採用したのだ。」そうだ。《湖畔》《寓話 または 乳母と赤ちゃん》は斜めの構図から2つの層に分けられていましたが、今回は3つです。o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o《湖にて》[1884]《ブーローニュの森の湖にて》からジュリーちゃんだけトリミングしたよう。この作品はトーンと色彩の、和らいだ光とその反射のハーモニーの習作だそうだ。これはジュリー・マネの日記を読んだ時に印象的だった作品。まさか実物に出会えるとは思いませんでした♪(^_^)/1883年以来、ブーローニュの湖畔で遊ぶ少女のテーマは繰り返し描かれるようになったそうですが、このブーローニュの湖畔を描いた作品でお気に入りは《湖畔》[1883](マルモッタン・モネ美術館蔵)です。※この作品は展示されていません
鴨とガチョウのみを描いた《ガチョウ》[1885と1891年]という大きな作品も見応えのあるものでした。「恐らく1891年に彼女はこの絵を手直しして、島と正面の湖畔の緑を描き変えているはずである。この部分はモネのセーヌからの眺めを描いた作品を思い起こさせる。この手直しは画家がその出来に不満を抱いたからではなく、彼女がメズィーで描いたばかりの《横たわる羊飼い》と調和させたかったのだろう。」とのこと。そーゆーのは会場の作品解説に載せとけって・・・えっ、作品解説にあった?単なる見落とし??(たぶん記載されていなかったと思います、自信はありません。。。)

横顔や後姿ばっかりになってしまいましたね~

    ではジュリーちゃんを正面から描いた作品を♪(・_・)/ハッ。

《人形を抱く少女》《人形を抱く少女》[1884]です。えっ、ちょっとご機嫌斜め!?(・_・;)お人形で遊びたかったのに・・・という声が聞こえてきそうですねぇ・・・(^_^)ぎゅっっと握っている手の様子から、人形は絶対に離さないという強い意志が窺えます。「・・・かなり居心地悪気に安楽椅子に座っている。・・・奥深く身を沈めて、ジュリーは短すぎる脚をどう置いていいものか分からず、ほとんど寝そべった状態である。モデルが姿勢を変えたくなるほど、かなり不便な姿勢・・・」だそうだ。(>_<)後にジュリーはこの絵を「自分のベッドの上に掛け、好みと愛着を示した」そうです。ついつい、ジュリーちゃんの仕草や表情に目がいってしまいますが、この色の組み合わせはいいですね~(^o^)丿この作品は、ドガが構図と視点と背景のアドバイスをしたメアリ・カサット《青い肘掛け椅子の少女》(ナショナル・ギャラリー、ワシントン:メロンコレクション)に影響を受けているようです。そうそう、会場にはモリゾとカサットが一緒に鑑賞した浮世絵展の図録が展示されていました。ちなみに、左の植木の鉢はエドゥアール・マネからプレゼントされた中国製の陶器の飾り鉢だそうで、《飾り鉢で遊ぶ子供たち》[1886](マルモッタン・モネ美術館蔵)という作品では、「・・・鉢のなかを泳ぐ赤い金魚のような魚で遊んでいるのだろう。(04マルモッタン美術館展図録より)」とあります。植木の飾り鉢は金魚鉢になったようです。。。
《青い肘掛け椅子の少女》TaekoLovesParisさん(私が行った美術館、レストラン)が画像を掲載されています。(「パリのアメリカ人1860-1900年」企画展(ボストン美術館)

《マンドリン》《コテージの室内(ジャージー島の室内)》[1886]はチラシの表に使用されているもの。図録の表紙もこれ。早いタッチと優しい色合いが特徴の素敵な作品です。透明感のある綺麗な青がメインの室内、そして白。窓の外に見える庭の緑と海の青。手前の椅子、そしてジュリーちゃん。それぞれが主張しているようなしていないような絶妙というか不思議なバランス。穏やかな気持ちになれる素晴らしい作品です。額絵を買ってしまいました!!(^_^)/《少女と犬》[1886]は椅子に座ったジュリーちゃんが膝に犬を乗せている作品。犬がとても可愛い。マルチーズかな?モコモコした感じがナイス!!飾り鉢には椰子の木のようなものが植えられています。《マンドリン》[1889]はジュリーちゃんの貴重なショートヘアの作品。「トーンと色彩のコントラストが念入りに研究され、このシーンに親密さを持たせている。金髪で短めの髪が光の反射で金色のトーンを帯びている。髪の毛が楽器の材質の木と調和しているかのようだ。唇のピンク色と頬に軽く差した色味、そして特に珊瑚の首飾りによって、肌の白さが際立っている。《マンドリンを弾く少女 または マンドリンを弾くジュリー》左腕のブレスレットが留め金の繊細さを引き立て、モデルの若さとエレガンスを表している。ピンクとブルーのドレスが腕を露にし、ピンク色のベルトがドレスを2部に分けている。胸部では青色が基調でピンクは数本のプリーツで表されるのみ、逆に下部ではピンク色(時間が経って薄らいだ様だが)が優勢で、青は服のプリーツを表すかのようである。」とのこと。ジュリーちゃんの真剣な表情とドレスがとても見応えあります♪ルノワールもこの絵に大きな愛情を抱いていたそうです。翌年に描かれた《マンドリンを弾く少女 または マンドリンを弾くジュリー》[1890]は水彩画のようにさらさらと描かれた油彩画。ドレスがとても綺麗!!背景の処理の仕方がいいですね~ジュリーちゃんの笑顔も可愛い。前年に描かれたショートヘアの方が大人びてみえるなぁ。。。《本を持つジュリー・マネ》[1889]はドレスがとても綺麗でした。1892年に開催された初の個展に出品されたものだそうで、個展には《横たわる羊飼い》も出品されていたとのこと。《ばら色の服の少女》[1888]も綺麗なドレスが特徴のパステル画。モデルの少女はジャンヌ・ボネというそうで、油彩2点の他、いくつかのパステル画でモデルをつとめているそうです。 

見事な色彩感覚を堪能♪ 

  
【左】《横たわる羊飼い》[1891]350×560
【右】《横たわる羊飼い》[1891]630×1140(マルモッタン・モネ美術館蔵)※この作品は展示されていません

  
【左】《横たわる裸の羊飼いの少女》[1891]575×864
【右】《横たわる裸の羊飼いの少女(習作)》[1891]442×559

  
【左】《桜の木》[1891]550×330
【右】《桜の木》[1891]1540×840(マルモッタン・モネ美術館蔵)※この作品は展示されていません
《横たわる羊飼い》《桜の木》は2004年のマルモッタン美術館展(東京都美術館)の時に感動してその場からなかなか動くことの出来なかった作品。いずれも大きな作品で圧倒されるものでしたが、今回はそれらの別バージョンで小さなものが展示されていました。鑑賞前にマルモッタン美術館展の図録をチェックしていたこともあり、またまた感動!!とても見応えありました♪(^_^)/でも、お気に入りは、いずれもマルモッタン美術館の所蔵作品ですけどね!(≧▽≦)b

 

《夢見るジュリー》《ヴァイオリンの稽古》《ジュリー・マネとグレーハウンド犬ラエルト》
【左】《夢見るジュリー》[1894]
【中】《ヴァイオリンの稽古》[1893]
【右】《ジュリー・マネとグレーハウンド犬ラエルト》[1893](マルモッタン・モネ美術館蔵)この作品は展示されていません
《夢見るジュリー》は最晩年の作品。ウジェーヌが亡くなって物思いに沈む様子を表現したものだそうだ。ドレスがとても綺麗でした。もちろんジュリーも綺麗です。そしてそれらを上手く引き立てているのが背景の処理。必見!!「・・・他の多くの作品に反して、このポートレートの構図はほぼ古典的ともいえ、モデルは三角の形を占めている。・・・構図は当時のアカデミックな規範から外れている。ドレスのアラベスク、そして背景の太いラインにおいては、テクニックも構図もモダンである。輪郭も示されている。影の動きがフォルムを控えめになぞっている。これと等質の背景が当時のルノワールの作品にも見れるが、それは次世紀のある種の作品を先取りしている。その背景は、ジュリーの顔とドレスを濃密なものとしている。・・・『・・・トーンの融和を実現し、輪郭線をくっきり強調した最近のものである。デッサンは一気に描かれていながら見事に正確であり、最も緻密な研究の成果が微妙な色合いに証明されている。』」とのこと。モリゾの描くドレスは本当に綺麗です。単色のドレスにもかかわらず、様々な色が使われています。《ヴァイオリンの稽古》《ジュリー・マネとグレーハウンド犬ラエルト》は同じドレスかな。《ヴァイオリンの稽古》で背景の右に描かれてるのはマネの作品だそうです。他の絵は誰の作品でしょうか、ちょっと気になります。ヾ( ̄ー ̄)ゞ このグレーハウンド犬はマラルメがジュリーにプレゼントしたもの。おっ、飾り鉢!!(^_^)《ジュリー・マネとグレーハウンド犬ラエルト》は、モリゾの死後、印象派の友人たちが開いた展覧会においてモネが購入したそうで、ベルト・モリゾの回顧展の際にはこの作品を持参し、ジュリーに「いい絵だね」と言ってジヴェルニーに来るよう招待したそうで、ジュリーも大好きなこの作品がモネのものになってうれしいと記している。

《二人姉妹》《かわいいマルセル》《二人姉妹》[1894]木炭と赤チョーク、紙はサラサラッと描いたようなとても綺麗な素晴らしいデッサン。「・・・作品を準備するとき、ベルト・モリゾは3つのデッサンに時間を割いた。人物を配置する場所とマスの塊のバランスを決める前に木炭とチョークか赤鉛筆でデッサンをした」そうだ。この《二人姉妹》については、モデルがポーズする機会を利用して、ジュリー・マネも描いているそうです。ただし、ジュリーは母の位置から一歩下がったところで自分の目の高さから描いているためモデルの位置やアングルが微妙に違います。図録にはモリゾの油彩とジュリーの油彩が参考として掲載されています。会場の作品解説では、このモデルのどちらかがマルセルと紹介されていたようにも思います。違ったらごめんなさい。ぺこ <(_ _)>《かわいいマルセル》[1895](マルモッタン・モネ美術館蔵)というモリゾの最後の作品のモデルで、モリゾの家の管理人の子供。※この作品は展示されていません

《フラジオレット》[1890]は4色のリトグラフ。この作品の印刷は2部しかなく、もうひとつはマルモッタン美術館に遺贈されおり、「マルモッタン美術館では“色鉛筆”と書かれているが、それは間違いで、これはリトグラフである。」とのこと。マルモッタン美術館展の際に《木の笛》というタイトルで展示されていました。色鉛筆といわれて何ら疑念を抱かなかったゾ・・・(・_・;)
《ジュリーの胸像》[1886]ブロンズベルト・モリゾ唯一の彫像だそうで、ロダンの技法をもちいているとのこと。めちゃめちゃ可愛い♪キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー絵画や写真でジュリーちゃんの可愛らしさは十分すぎるくらいに伝わってきますが、やはり立体は違いますよっ!本当に可愛い♪これは必見です!!(≧▽≦)b(図録の写真はイマイチいけてないけど・・・(・_・;))モネが展覧会の件でモリゾを訪ねた際にこの彫刻の石膏版に目をとめ、賞賛し、展覧会での展示を勧め、鋳造方法がわからないと答えたモリゾに対しモネはロダンに掛け合うことを提案したそうです。初期のヴェロネーゼの模写では視覚的に修正・再構成するという高い復元能力を平面上で証明していましたが、その高い能力は立体物においてより効果的に発揮されているように感じました。これはとても貴重な作品です。
《ベルト・モリゾのパレット》もとても貴重な展示。パレットが展示されるのは1961年にスイスで開催された展覧会に続いて2回目。印刷物に載るのは、今回の展覧会(図録)が初めてだそうです!!私は油彩の経験が無いのでここに置かれている色や使い方については全くわかりませんが、黒がほとんど使われていないように感じました。トーンを落とすためのブレンド用という感じでしょうか。明るい色が多く、パレット上ではそれほど色を混ぜ合わせていないようにも思える。このパレットにはジュリーちゃんが描かれています♪しかも可愛い!!キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー


【左】《猫を抱く少女(ルノワール作《ジュリー・マネ》による)》[1889]ドライポイント
【中】《猫を抱く少女(ルノワール作《ジュリー・マネ》による)》[1889]銅板
【右】ピエール=オーギュスト・ルノワール《ジュリー・マネ(あるいは猫を抱く子供)》[1887]油彩(オルセー美術館蔵)※この作品は展示されていません


【左】エドゥアール・マネ《ベルト・モリゾのシルエット》[1872~74]リトグラフ
【中】エドゥアール・マネ《ベルト・モリゾのシルエット(黒)》[1872~74]リトグラフ
【右】エドゥアール・マネ《すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ》[1872]油彩(オルセー美術館蔵)※この作品は展示されていません
いずれも2月に鑑賞したオルセー美術館展(東京都美術館)で感動した作品に関する展示。

「影絵芝居や似顔絵や風刺画の横顔の絵に似せて、マネはモデルになった人々の特徴を捉えるためにシルエットという手法をとった。・・・素晴らしい淡水画にみられるように、フォルムや存在を表す素描にはいくつかの特徴だけで充分だ。自ら選んだテクニックで、マネはベルト・モリゾの視線を強調する。風変わりな帽子も同様だ。」とのこと。この油彩はテオドール・デュレに売却されたが、1894年の売り立てで ベルト・モリゾが購入したそうです。

興味深い記述をちょこっとご紹介♪
1895年12月3日 ジュリー、マネの肖像画を模写する
「エドワール伯父さんが描いたママンの肖像の模写をはじめた。黒いドレスと帽子、コルサージュにすみれの花束をつけた逆光の肖像。ママンがデュレ・コレクションで買ったもの。わたしの寝室に飾ってある。いつもベッドから眺めている。なんて素晴らしい仕上がりなんだろう。たった一度か二度で描きあげてしまったなんて信じられない。ママンが言っていたけれど、お祖母さん[マリー=コルネリー・モリゾ夫人]の木曜日の夜会のまえにポーズしたんですって。その日、伯父さんはママンにパパと結婚するよう勧めたという。ずいぶん長々とその話をしたらしい。(印象派の人びと ジュリー・マネの日記 より)」

 ベルト・モリゾについての大雑把な説明はこちらの記事に掲載しています。
http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2007-01-23

 

心を奪われるような突き抜けた作品は少ないものの、質の高い作品が揃った充実した展覧会。画集で見たことのあるものが多く新鮮味に欠けるかな~なんて思っていたら、銅板や彫像、パレット等、とても貴重な展示にビックリ!!(^_^)/04年のマルモッタン美術館展、モネ目当てに出かけてモリゾの作品に洗脳され魅了され、現在に至っております。マルモッタンのルアール コレクション(旧ジュリー・マネ コレクション)の方が素晴らしい作品が揃っていましたが、日本で個人蔵の作品をまとめて鑑賞する機会は今後そう多くはないと考えられ、とても深みのある展覧会だと思います。画集の印象からすると、前回の展覧会と今回の展覧会は相互補完的な関係かな。出来ることなら、大きな会場で両方まとめて鑑賞したい!!
この展覧会(特に図録!)、まさに坂上先生の研究発表会そのもののよう。図録はとても読み応えのあるものですが、図版の色合いがいけてません。。。これ以上価格が上がるのもどうかとは思いますが、この紙質は・・・(>_<)単体で考えると高いが、入館料が抑えめで無料開館日があることを考慮すると妥当な価格。分厚いし、文字小さいし、トータルで考えるとコストパフォーマンスは高いといえるのではないでしょうか。
ベルト・モリゾの描くドレスは本当に美しい!!どんなに質の高い画集であっても、その繊細さや素晴らしい色彩を再現するのは厳しいのではないでしょうか。実際に作品と向き合ったときにしか伝わらない、本物の凄み。一通り鑑賞した後で、ヴェロネーゼの模写をもう一度鑑賞されることをお勧めします。初期の手堅いものから、様々な実験的試みを経て、独自のスタイルを確立。4月に鑑賞したモネの回顧展のよう。キッチリカッチリしたものじゃ物足りなかったんだろうなぁ。。。
風景のモネ、人物のルノワール、室内のドガ・・・一見、バラバラのようにも思えますが、モリゾというレンズを通してみると見事なまでにうまく繋がります♪お互いに影響しあい、自らの作品世界にうまく取り入れていった様子がひしひしと伝わってきて、モリゾを知ることで他の画家たちについて、しいては印象派というものについて、より理解が深まるように感じました。ジュリーちゃんの成長記録も必見!!可愛いですよ~(≧▽≦)b
 

  • 図録:2800円
  • 音声ガイド:

損保ジャパン東郷青児美術館(http://www.sompo-japan.co.jp/museum/

チラシです。(参考までに)

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ミュスカ・ド・リヴザルト 1997 [ワイン]

ちょっと前かなり前に飲んだ、極甘の白ワインです。
(タイミングを逃してしまい、下書きのままほったらかしになっていました・・・)

ミュスカ・ド・リヴザルト 1997

シャプティエ

フランス コート・デュ・ローヌ地方。

白・極甘口

ヴァン・ド・ナチュレ(天然甘口ワイン)

 

甘いのが飲みたかったんです。(^_^)

こってりしているようなしていないような・・・

想像していたよりはさらっとしたかんじ。

華やかな香りが特徴の綺麗な黄金色のデザートワイン。

酵母の働きによってブドウ果汁の糖分がアルコールに変わりますが、ヴァン・ド・ナチュレはこの発酵中にアルコールを添加することで発酵を止め、果汁の糖分を残したものだそうです。

シャプティエはコート・デュ・ローヌ地方を代表する生産者のひとつ。

ラベルには点字表記があります。


 


M・シャプティエ ミュスカ・ド・リヴザルト【2000】 500ml

 

機会があればこちらも飲みたいですね!(^o^)丿

 


シャプティエMuscat de Beaumes de Veniseミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ2002

 

今の時期は甘ったるい白よりも、

キリッと冷えた泡やあっさりとしたドイツの白がいいですね!(^_^)

あっ、普通は辛口の白か。。。

上記コメントは記事作成時点である5月下旬のもの。( ̄m ̄〃)

 

秋ですね~

デザートワインの美味しい季節になってきました♪

 

9月に飲んだ赤ワイン&デザートワインも近々そのうちアップしようと思います。ヾ( ̄ー ̄)ゞ

 


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フェルメール展の招待券が当たりました!!(^_^)/ [アート]

国立新美術館で開催されている
フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
の招待券が当たりました!!

まさか当たるなんてねぇ~
本当にびっくり!! ピース!(v^-^v) ピース!
いや~~~、これで秋の展覧会、
ヴェネツィア、フィラデルフィア、フェルメールと、大当たりですよ!!
(T-T)ノ_彡☆ばんばん!笑いが止まらん

ヴェネツィア展とフィラデルフィア展が当選したのは8月、フェルメール展が当選したのは9月。
ということで、ようやく9月のネタに入りました~!! ヽ(・_・;)ノ ドッヒャー

 

『フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展』

2007年9月26日~12月17日

国立新美術館(http://www.nact.jp/

公式サイト(http://milkmaid.jp/

東京新聞(http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/milkmaid/)※割引券あり

NHKプロモーション(http://www.nhk-p.co.jp/tenran/vermeer/index.html
                                             ※図録の通販あり

 

国立新美術館へのお出かけは

4月のモネ展ポンピドー展に続いて

2回目となります。

 

今回は誰が何と言おうと

フェルメールが大本命!!(≧▽≦)b

そりゃ~当たり前ですね・・・ 

 

つーか、

1点ものに近い雰囲気がひしひしと・・・

 


西洋絵画の巨匠 (5) フェルメール

西洋絵画の巨匠 (5) フェルメール

  • 作者: 尾崎 彰宏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 大型本

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)

  • 作者: 朽木 ゆり子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 新書

「牛乳を注ぐ女」 ―画家フェルメールの誕生―

「牛乳を注ぐ女」 ―画家フェルメールの誕生―

  • 作者: 小林賴子
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2007/10/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

秋の夜長におすすめ(その1)でした♪ (^_^)/

 

★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜

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