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フィリップス・コレクション展 [05展覧会感想]

27日の夕方にフィリップス・コレクション展-アートの教科書 ルノワール、ゴッホ、セザンヌ・・・を観に行きました。

この展覧会は、ロサンゼルスなどの米国各地、スイス、イタリア、フランスの世界の各都市を巡回する展覧会で、日本での開催は1983年以来22年ぶりとなるもので、TBSビジョン創立50周年を記念した展覧会でもあるそうです。

~展示構成~
「17、19世紀のスペイン絵画」「18世紀のフランス絵画」「新古典主義とロマン主義」「19世紀のイギリス絵画」「バルビゾン派」「写実主義」「マネ」「印象派」「ルノワール」「後期印象派」「シャヴァンヌ」「ロダン」「象徴主義」「ナビ派」「デュフィ」「素朴派」「表現主義とバウハウス」「キュビスム」「マティス」「ジャコメッティ」

まず、最初の展示作品はエル・グレコ《悔悛の聖ペドロ》。独特の色彩とダイナミズム、強烈なインパクトを放つエル・グレコの素晴らしい作品。そして、隣にはフランシスコ・ゴヤ《悔悛の聖ペドロ》。いずれも深い悲しみを巧みに描写した素晴らしいもの。エル・グレコが動的な作品であるのに対し、ゴヤは静といったところでしょうか。それにしても、いきなりエル・グレコで始まる展覧会というのも、衝撃的というか、センセーショナルというか・・・(^m^ )クスッ

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《水浴の女(小)》は、音声ガイドで説明されていたように、《トルコ風呂》から切り出したよう。アングルが好んで描いたモチーフだそうで、女性の肌(特に背中)の質感はとても綺麗。《トルコ風呂》のようにごちゃごちゃしていない分、作品にも落ち着きがあり、全体的にすっきりとしていて、じっくりと観ることが出来る(《トルコ風呂》はだるさというか、かったるさがあって、全体的に重苦しい感じがした・・・(ーー;))

ジョン・コンスタブル《スタウア川のほとり》は、最初は何がなんだかわからなかった・・・タイトルをチェックしてから、少しずつ距離をおいてみると、おぉ~っというのが、第一声。コンスタブルの作品で荒々しさの残る早いタッチのものは初めてなので、ちょっとビックリした。なかなか面白い作品です。

ギュスターヴ・クールベ《ムーティエの岩山》《地中海》《ムーティエの岩山》は明るい色彩のとても綺麗な落ち着いた作品。この作品は、図録の解説によると「・・・クールベの生地であるオルナン近くの風景が描かれている。場所はクールベの作品にしばしば描かれるオートピエールの岩山、すなわち露出した巨大な岩肌がそびえるムーティエ=オート=ピエールであることがわかっている」とのこと。この剥き出しの岩肌、近くで観た時は、のぺぇ~っとして平面的に感じられたが、少しずつ距離をおいていくと、せり出してくるように迫力のあるものだった。そして、特に注目したのは、空。青く澄んだ空は見事。画面手前(カンヴァスの上部)から、奥(カンヴァスの左中央)へ薄い青色から白色へと変わっていく様は本当に素晴らしい。図録で観ると、白色がなんとなく雲のようにも見えるのだが、会場では雲ひとつない晴天のように見え、そのグラデーションの素晴らしさに魅了されました。《地中海》は水平線があまりにも機械的(ただの横線のよう)でイマイチ。直前に国立西洋美術館の常設展で《波》を鑑賞していたこともあり、色彩的にも波しぶきの写実さも、物足りなさを感じてしまった・・・この作品の空の描き方、色使いはどことなく後藤美術館《波》に似ているのですが、後藤美術館のもののほうがサイズも大きく迫力もあり動的、こちらの《地中海》は空も海も落ち着いていて、静的な感じを受けました。

クロード・モネ《ヴェトゥイユへの道》クロード・モネ《ヴェトゥイユへの道》は、モネの作品の中でも、転換期にあったというべきものでしょうか、とても興味深い作品でした。解説によると「・・・このヴェトゥイユで、モネは連作という方向へ歩みだしたのである。《ヴェトゥイユへの道》は、ラ・ロシュ=ギュイヨンからヴェトゥイユの村へいたる道を描いた、5点のうち最後の1点である。これらはモネが1890年代に発表する、積藁やポプラ並木、ルーアン大聖堂などの連作を予感させるが、違っているのは、この道を描いたときには連作として構想していなかったそうだ。そして、この作品に着目した理由は、国立西洋美術館(上野)の常設展示《ラ・ロシュ=ギュイヨンの道》。色彩的には上野の方が柔らかく、《ヴェトゥイユ~》は色が強い。そして、この2点は左右反転している。国立西洋美術館名作選の解説によると「・・・この作品に描かれているのは、ヴェトゥイユから僅かにセーヌ河を下った所にあるラ・ロシュ=ギュイヨンという小さな村であるが、同じ場所に立って、逆にヴェトゥイユの村に向かって描いた絵もある(ワシントン、フィリップス・コレクション)」と記載されていました。この2点を並べてみることが出来たらとても面白かっただろうなぁ~と思いながら鑑賞。こちらの作品も直前に観てきましたけどねっ!(=^_^=) ヘヘヘ・・・(そのために国立西洋美術館の常設展に行ったともいえる!!)

やっぱりすごかった!!お気に入りの画家、ベルト・モリゾ。

ベルト・モリゾ《二人の少女》今回の展覧会で注目していた作品のひとつ、ベルト・モリゾ《二人の少女》。モリゾ晩年の作品で、一瞬を描写したようなとても動きの感じられる素早い筆さばきと、当時交流の深かったルノワール(モリゾの死後、一人娘のジュリー・マネの後見人も務めたそうです)の作品とも通じている引き伸ばしたタッチが特徴。鮮やかな色彩とドレスの光沢、特に白色の入れ方がとても素晴らしい。音声ガイドもとても丁寧な解説で、印象派グループ設立時の唯一の女性画家だったこと、印象派展全8回のうち7回(欠席した1回は、出産・育児のため)に出展していたこと等、分かり易く説明していました。おそらく、印象派の中で重要な役割を担っていたにもかかわらず、日本での知名度の低さを考慮したのではないでしょうか。また、音声ガイドでも説明されていましたが、図録の解説では「ダンカン・フィリップスはモリゾを特にカラリストとして評価し、近代絵画の発展のうえで彼女が果たした重要性を理解していた。彼はこう書いている『彼女の線はロートレックに通じ、色彩はルドンボナールへいたる。彼らは皆独自のスタイルを持ち、親密で個性的な表現の画家である』」とのこと。また、図録では「・・・中央から描き進めるのを常とし、カンヴァスの隅はあまり描かなかったため、《二人の少女》も縁の方に塗られていない箇所がある。・・・控えめな言い方をすれば、モリゾはあまり描き込まない画家だったということだが、それにしても《二人の少女》は未完成だったと考えられる。画家のサインではなくアトリエの印が押されているのが証拠である。」とのこと。いやぁ~、これは完成していると思うんですが・・・確かに、この作品を含め、隅を描かなかった作品は解説で述べられているように多い(一見すると未完のようだが、モチーフを引き立てるためにあえて余白を残したり荒々しいタッチを用いていると思われる作品が多く存在している)。しかしこれは、水彩画の技法をマスターしていたからこそ、あえて描かなかったものだと思うし、モリゾの場合はサインのない作品も数多く、売り立て時にアトリエ印を押しただけではないかと。(素人考えです、スイマセン。かなり前ですが、図書館にジュリー・マネの『日記』があり、その時は軽くめくった程度でしたので、機会があればそのうち借りて読んでみます(*^^*) フフ)いずれにしても、その色彩感覚と構図、独特の筆さばきはとても魅力的で、じっくりと愉しみたい作品。
※モリゾについて:モリゾの父はブールジュ市長、母はフラゴナールの遠縁で、モリゾは曾孫にあたるらしいです。コローに師事し、エドゥアール・マネのモデルを務め、弟のウジェーヌ・マネと結婚した、当時としては数少ないプロの女性画家だそうです。(裕福な家庭のため、無理に作品を売りたてる必要がなかった→作品の散逸を免れた=ルアール・コレクションとしてマルモッタン・モネ美術館にまとまった形で所蔵→作品を観る機会が少ない→日本では特に知名度が低い)

この展覧会で最も注目し、愉しんだ作品、《舟遊びの昼食》

ピエール=オーギュスト・ルノワール《舟遊びの昼食》今回の展覧会のメインでチラシやTVCMでも使われており、フィリップス・コレクションの代名詞ともいえる作品、ピエール=オーギュスト・ルノワール《舟遊びの昼食》。展示を観てビックリ!!こんなに大きな作品だとは思わなかった・・・(^_^;)明るい色彩と緻密な人物描写・・・挙げればキリがない程に素晴らしく完成度の高い作品。人が多くごちゃごちゃした感じがあるにもかかわらず、バックの草木の緑と柔らかい空気、テーブルクロスの白色が全体に落ち着きを与えている。そのため、にぎやかで明るい雰囲気をうまく醸し出しており、温かく優しい作品に仕上がっている。(画面奥のヨットも丁寧に描かれています)この作品の前でずぅ~っと過ごしていたい・・・さすがに有名な作品ということもあり、ものすごい人でした。すぐ横のソファーもちょっと待てば座れたのですが、「せっかく座っても人が多くて作品が全く観えないっ!」という状況のため、断念。バタリ (o_ _)o ~~~ †(会期末の土曜日夕方5時ってこんなものか・・・)

フィンセント・ファン・ゴッホ《アルルの公園の入口》は、とても奥行きのある優しい作品。麦藁帽子の男はゴッホ自身で、アルルの公園の入口でゴーギャンの到着を待っている場面で、《黄色い家》に飾るための装飾用の作品だそうだ。ゴッホの作品から人の温もりを感じたのは初めて。

ヴァシリー・カンディンスキー《連続》楽しみにていた、ラウル・デュフィ《オペラ座》《画家のアトリエ》。デュフィの作品は即興的で軽い感じに仕上がっているが、実は構図や色彩にとても時間をかけ、試行錯誤を繰り返しているそうだ。そういった場面が作品からは一切感じられないところがとても好きだ。《オペラ座》はホールの熱気や興奮が伝わってくるかのような赤や黄色、ピンクの明るい色彩が素晴らしく、《画家のアトリエ》は透明感のある青色がとても綺麗で優しい。そして、ヴァシリー・カンディンスキー《連続》。こちらも楽しみにしていた作品で、楽譜のうえで音符が踊っているよう~。踊りたくなるような軽やかで華やかな明るい雰囲気がナイス!!

作品の質はとても素晴らしく、これが個人コレクションというところがなんともいえない。(つまり、コレクターの好みや趣味が存分に反映されているわけですよね!!)印象派が日本美術の影響を強く受けていたこともありますが、ダンカン・フィリップスは日本がとても気に入っていたようなので、日本人の美意識、色彩感覚に近いものがあるのかもしれませんね。(本当に、日本人好みの作品ばかりっすよっ!!)

音声ガイドはとても分かり易く丁寧ではあるものの、解説が長すぎる。作品そのものより画家や画家どうしの関係、バックグラウンドが多く、途中で飽きてしまうこともあった。ただし、そういったことにあまり詳しくない方で、興味がある方にとってはとても分かり易くていいと思います。(新たな発見もありましたが、もう少し作品そのものの解説があればなぁ・・・(^-^ ) ニコッ)解説数もそれなりにあり、おすすめのガイドです。そういう意味でもアートの教科書かな・・・(^o^)丿

贅沢(わがまま)をいうなら、会場内にもう少し座るところと、図録のサンプル(教科書!?)が置いてあったらよかったのに・・・

  • 図録:2300円(税込)
  • 音声ガイド:500円(税込)

公式HP(http://www.phillips-collection.jp/

 

表裏


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コメント 19

mari

TB&コメントをありがとうございました。
作品数が少ないから、私は3往復しましたが、休みにしては、空いていました。で、あのソファにしっかと腰掛けて、眺めていました。
ノンビリ、ユックリ見たい絵たちですね。
by mari (2005-09-03 03:28) 

Tak

モネの解説読んで西洋美術館の常設行かなくては!!
と夜中に思ってしまいました。
名文ですね!!
by Tak (2005-09-03 22:56) 

りゅう

>mariさんへ
こんばんわ~
アノ作品は、本当にノンビリ、ユックリみたい作品でした~♪
2往復しようとしたのですが、バッグの中のドレスデンの図録が重くて・・・
o(__)o~† パタッ 
その代わり、作品と後ろの解説(絵の中の人物解説)の間を行ったり来たりしてジックリ、タップリ堪能し、脳裏に焼き付けてきました。
TB&コメントありがとうございました♪
by りゅう (2005-09-04 00:42) 

りゅう

>Takさんへ
「名文」だなんてそんな!お恥ずかしい限りです(= ^ ^ ゞ  フキフキ
国立西洋美術館のモネの部屋は大好きなので、企画展の際や無料開館日には良く観に行っています。お気に入りのピサロ《収穫》もありますしね!!
TB&コメントありがとうございました♪
by りゅう (2005-09-04 00:55) 

インフォシェルジュ

りゅうさん、こんにちは。
いつもながらの充実したレビュー楽しませて頂きました^^
実は私はドレスデンをまだ見にいっておりません。
焦っています(笑)。

私もTBさせていただきますね!
by インフォシェルジュ (2005-09-04 08:41) 

Megurigami

りゅうさん、TB&Commentありがとうございます。
内容の濃い展覧会だったので、いつか本家のTHE PHILLIPS COLLECTIONへも行ければなぁ~と思います。
by Megurigami (2005-09-04 11:19) 

りゅう

>インフォシェルジュさん、こんにちは~
ドレスデン…ダイヤモンドがとても綺麗ですよ!!
さらに、フェルメールやロイスダールなど見応えのあるものばかりでした。
レビュー楽しみにしております。
by りゅう (2005-09-05 00:50) 

りゅう

>Megurigamiさん、はじめまして♪
私も本家に行きたいです!!
確かに質の高い展覧会でしたが、
2400点ものコレクションのうちのたった60点に過ぎないわけですし。
ルノワール《舟遊びの昼食》も本来のあるべき場所で観たいですね。
それも、ソファーで!!
TB&コメントありがとうございました♪
by りゅう (2005-09-05 01:02) 

Tak

こんにちは。

先日、拙blogでお知らせした
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=368
新聞掲載の件ですが、
先ほど日経さんから電話があり、
明日(7日)の夕刊に掲載予定とのことでした。

BLUE HEAVEN中心の記事になるようです。
http://www.icnet.ne.jp/~take/

取り急ぎご連絡まで。
これからも宜しくお願い致します。
by Tak (2005-09-06 11:57) 

りゅう

>Takさん、おめでとうございま~す♪
キラリーン(@ ^ ^)/。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ Congratulations!・:*:・°
とても充実しているHP&ブログですので、
フェルメール&Takさんファンが増えること間違いなしです!!
(なんと言っても、『日経新聞』ですよっ!!)
こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
お忙しい中ご連絡いただきまして、ありがとうございました。
♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ルンルン
by りゅう (2005-09-06 22:07) 

mikachan

りゅうさん、こちらに遊びに来ました。私もルノワールの舟遊びの昼食を目の前で見たときの感動は忘れられません。なんて色が鮮やかなんでしょう!その後ショップで図録や絵ハガキを見ましたがあの鮮やかな色がすっかり失われているものばかりで本当にがっかりしたのです。
これからイタリアにも来るんでしょうか?来て欲しいです。またあの絵に会いたい!!
by mikachan (2005-09-10 05:03) 

りゅう

>ミカチさん、こんにちは~
《舟遊びの昼食》の鮮やかな色彩は本当に素晴らしかったです。
今回の展覧会、一度しか観にいけなかったのが悔やまれます…
絵をみた後、「外でご飯が食べたいっ!!」って思いました。
(絵の中の人たちが何を食べているのかも気になります…)
コメントありがとうございました。
by りゅう (2005-09-10 15:49) 

りゅう

>インフォシェルジュ さんのTBがうまく反映されていないようなので、
リンクをさせていただきます。
せっかくTBして頂いたのにすいませんでした。
インフォシェルジュさんのフィリップス・コレクション展の記事はこちらです。
http://infocierge.livedoor.biz/archives/50003021.html
http://infocierge.livedoor.biz/archives/25411734.html
by りゅう (2005-09-10 22:49) 

サンフランシスコ人

ルノワールの《舟遊びの昼食》は、ワシントンで数回みました。
by サンフランシスコ人 (2007-11-15 07:23) 

りゅう

>サンフランシスコ人さん、コメントありがとうございます(^o^)丿
《舟遊びの昼食》、素晴らしい作品ですよね。感動しました♪
このレストランは現在もあるそうです。レストランの前にはこの作品の看板が立てられているとのこと。行きたいな~ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2007-11-15 21:20) 

サンフランシスコ人

『いきなりエル・グレコで始まる展覧会というのも、衝撃的というか、センセーショナルというか』

サンフランシスコ美術館も、最初に観る作品はエル・グレコです。
by サンフランシスコ人 (2007-11-16 10:07) 

りゅう

>サンフランシスコ人さん、コメントありがとうございます(^o^)丿
サンフランシスコ美術館もエル・グレコですか。
最初にエル・グレコはインパクトがありますよね!(^_^)
by りゅう (2007-11-16 21:14) 

TaekoLovesParis

13年以上経って、この記事を読んでいます。
私がりゅうさんと知り合う前ですね。
丁寧な説明があるので、リンクをつけさせてくださいね。
今回の「フィリップス・コレクション展」は、出し物がこの時とあまり変わらないから、フィリップス氏のコレクション順という展示方法にしています。
「ジュリー・マネの日記」は、私も以前借りて読んで面白かったので、買おうかしらとアマゾンを見たら、絶版なので、中古で1万円以上でした。。。(買うのやめました)
by TaekoLovesParis (2019-01-27 18:09) 

りゅう

○TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
三菱一号館では邸宅美術館での展示というスタイルで同じ作品でも印象が変わり面白かったです♪

by りゅう (2019-03-03 18:34) 

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